医師求人で精神科でアルバイトをした話

1ヶ月ほどするとひとりで担当するように

精神科の病院のアルバイトを募集していた / 1ヶ月ほどするとひとりで担当するように / 精神科で働くことに慣れてきた

ベテラン医師としての先輩の手際は鮮やかなものだったため、ノートに書きながら患者との対応のやり方を見ていきました。
1ヶ月ほどすると、もう大丈夫と判断されたのか私に1室を与えられました。
壁の担当医の所に私の名前が出ていたので、少し緊張してきました。
手に人の字を書いて飲む仕草をしていると、少し気が楽になりました。
丁度そこへ看護師が入ってきて、患者が来ましたと教えてくれたので準備をして待ちました。
最初の患者は頭の毛が薄くなっている中学生くらいの子でした。
学校で深刻ないじめを受けていて、そのいじめを我慢しているうちに、髪の毛が自然と薄くなったとか。
同級生から受けていたいじめなので、転校は可能ですかと聞いてみると、家庭の事情で難しいと返事がきました。
保健室に登校は可能ですかと尋ねると、顔が明るくなりそれならできますと言いました。
次の患者の話は、職場で上司に毎日嫌な仕事を回されるという相談でした。
年齢は40歳なので会社の人員整理が目的のような気がしました。
ただ、それを伝えると患者との関係が悪化する恐れがあるため、同僚達と相談して一緒に仕事をするといいですと答えました。
患者は確かにその通りですねと納得してくれたのでほっと胸を撫で下ろしました。